Race to Tokyo(コマンド・マガジン日本語版第102号)
「東京湾兵団も横須賀連合海軍特別陸戦隊も、省略されている。」
「九十九里浜に上陸するのは、米第10軍で、米第1軍(10個師団と1個空挺師団)は増援だぞ。」
「最初に上陸するのは、相模湾も九十九里浜も4個師団ずつで、上陸5日目に追加2個師団が、上陸するのであって、6個師団同時上陸では無いぞ。」
「第11方面軍(東北地方防衛担当、以下、11HA)と、13HA(中部地方担当)を、間違えている。」
「戦略予備が、多すぎる。これでは、ソ連軍の東北地方侵攻と、コロネット(宝冠)作戦の後の松代大本営の攻略戦に備える師団が、存在しないぞ。」
「第36軍の初期配備位置が、全然、史実と異なっている。」
「マップ外から進入してくる戦略予備に、11HAと13HAの区別が無い。このため、東海地方を防衛していた兵力が、水戸の近くから、南下してくる。」
「51軍,52軍,53軍,東京防衛軍(以下、TDA)が、ごちゃまぜになっている。」
「鹿島灘の沿岸を防衛している51軍の初期配備が、3ユニット程、おかしい。」
「近衛第1師団は、山の手線の内側(このゲームでいう「東京都市中心部」か?)を要塞化して、立て籠もっているはずだぞ。」
「第1高射砲師団(以下1AA)を、米機甲師団に向けて使うと、日本軍が、1シフト有利になるなんて発想、ロンメルじゃあ、あるまいし・・・」
「第36軍は、その大半が、九十九里浜に向けて、進軍する予定だったのだが・・・」
「神風も、国民義勇戦闘隊も、省略するなんて・・・。」
過去、自分が、発行した同人誌に、日本本土決戦(SAMURAI SUNSET)を、特集した自称「日本本土決戦研究家」の私には、「Race for Tokyo(以後、RtT)には、これだけの不満がありました。

しかし、ゲームにするには、これくらい、史実とかけ離れなければならない事が、段々わかってきたのです。
例えば、AH「D-Day」で、いちいち、史実と同じ様に、沿岸配備師団を並べる人はいません。
多過ぎる戦略予備も、日本軍が弱過ぎて、史実以上の戦力が必要なのです。(例外:市街戦)
何しろ「SAMURAI SUNSET」と異なり、ユニットのレーティングは、ある程度、納得出来るものだったからです。
それでは、ここからは、「RtT」のルールを説明しましょう。
ゲームは、「バトル・フォー・ジャーマニー」と同じく、日本軍作戦境界線線で東西に区切られ、相模湾に上陸する米第8軍と九十九里浜に上陸する米第1軍が、各々、東部日本軍と西部日本軍を指揮して、互いに相手を邪魔しながら、東京都市中心部を目指します。
第8ターン(1ターン=1週間)が終了するか、どちらかの米軍が東京都市中心部に、突入したターンに、ゲームは、終了します。
そして、ゲーム終了時、市街地や町、都市に設定されていた勝利ポイント(以後、VP)が、高い方が、勝利します。
日本軍は、アントライド方式で、実際に戦闘してみるまで、その戦闘力はわかりません。
変わっているのは、戦車師団(旅団)で、移動力も戦闘力もダイスを1個振り、その目と同様の値(旅団の戦闘力は、半減(端数切り上げ)です。
例えば、移動力決定のダイスで3の目を出せば3移動力、戦闘力決定のダイスで5の目を出せ5戦闘力(戦車旅団は3)という具合です。
この値は、移動する度、戦闘する度にダイスを振り直します。
又、第36軍(ドイツ軍で言う第6SS装甲軍的なもの、日本軍の総予備戦力。ただし、それ程、強力ではない)が、栃木県南部に集中しており、横浜・川崎・浦和等の都市か東京市街地ヘクスを1ヘクス占領するごとに、
全8個師団のうち、半数がその占領した米軍に対して、南下していきます。
強力ではありませんが、時間との戦いのこのゲームでは、非常に面倒な存在になります。
一方、米軍のアキレス腱は、橋頭堡と司令部ユニットでしょう。
ゲーム開始時に、米軍が上陸している橋頭堡全6ヘクスが日本軍ユニットで埋め尽くされると、そこから、補給をうけている米軍プレイヤーの敗北になります。
最も、そんな事はおこりません。
ただし、日本軍ユニットが、1ユニットでも橋頭堡ヘクスに進入すると、そこから補給を受けている米軍司令部ユニットは、すべて除去され、二度とゲームに参加出来ません。
米軍司令部ユニットは、2ヘクス以内に防御側ユニットが存在すると、米軍の戦闘比が1シフト有利になります。
これは、市街地で2コラム、町で1コラム、河川で、戦力半減と言う厳しい地形効果を示す関東平野での戦闘結果を緩和してくれる貴重なユニットです。
私は、このゲームを2回程ソロ・プレイし、米第8軍が、横浜・川崎を占領する限り、日本第36軍が北から振って来て破れる事を確認、米第8軍に不利だと判断しました。
コマンド・マガジン第102号のリプレイでも、事実、そうなっていました。
今回も対戦相手は、OASE新潟の安達さんです。
米第1軍は私、米第8軍は、安達さんが、担当する事になりました。
第1ターン、九十九里浜に上陸した米第1軍は、いきなり、日本軍1AA(2-4-3)と遭遇、他のユニットをすべて、除去するものの、これと引き分けます。
一方、相模湾に上陸した米第8軍も日本第44師団と遭遇、これを、退却させ、横須賀を占領しました。
唯、酒匂川の西に配備された沿岸配備師団には、手付かずです。
第2ターン、米第1軍は、日本軍1AAを除去し千葉を占領します。
しかし、内陸部に配備されている日本第51軍(に当たる)ユニットが、利根側・印旛沼付近へ南下して来ます。
米第8軍は原町田を占領後、安達さんは、私に、こう尋ねて来ます。
「じゃあ、横浜・川崎を占領すると、どうなるの?」
「北から、日本第36軍8ユニットが振って来る。」
「じゃあ、横浜・川崎の占領は後回しだ!!」
「へっ?」
この一言で、私の必勝の信念と、ゲームの勝敗が、決定しました。
第3ターン、米第1軍は、成田を守備する日本第1近衛師団(6-5-3)を除去し、成田を占領するも東京から東進する補充ユニットと、日本第51軍ユニットが、強力なのと南下して来る戦略予備に、進路を阻まれ、しかも、CRTで、EXを多発する事により、急速に、突進力を失っていくのでした。
一方、米第8軍は、難なく、八王子・立川を占領し多摩川を渡航します。

第4ターン、米第1軍は、日本84師団(5-3-3)を除去し、利根川を北上し、我孫子の占領を狙います。
又、1ユニットを房総半島南部へ廻し、木更津・館山の占領を目指しますが、日本軍ユニットが存在しないので、これは楽勝です。
米第8軍は、日本第140師団(4-2-3)と機甲師団の相殺と言う事件が発生しますが、勢いは留まる事を知らず、日本第221師団(3-1-3)を除去し、東京市街地ヘクスに、隣接します。
第5ターン、米第1軍は、千葉・船橋間の戦闘で、Exを出しまくり、突進力を失います。
それに引き換え、米第8軍は川口に米第11空挺師団が降下し、東京市街地ヘクス1ヘクスと東京都市中心部の北西部を占領します。
これで、日本第36軍は、すべて米第8軍が相手をする事になりますが、移動力が3と遅く、東京防衛戦には間に合わないでしょう。
第6ターン、米第1軍は、船橋まで2ヘクス、我孫子まで1ヘクスと迫りますが、日本軍に行く手を阻まれます。
米第8軍は、第11空挺師団が、そのまま、浦和・大宮と地上移動で占領し、他にも狭山・横浜・川崎と占領します。
そして、東京都市中心部西部に存在した日本軍ユニットは、なんと、0戦力、即刻、除去され米第8軍に、接触されます。

第7ターン、米第1軍は、我孫子を占領するもそこまでで、米第8軍が東京都市中心部に突入し、ゲーム終了となりました。
後でルールを調べたら、東部日本軍による奪還作戦も可能でしたが、例え奪還に成功したとしても、焼け石に、水でした。
VPは、米第1軍14VP,米第8軍25VPと、安達さんの圧勝に、終わりました。
ソロ・プレイでは、江戸川を渡航していたので、今回は、ダイスの目にも見放され、東部日本軍には、強力な日本軍ユニットで、守備されていたのでした。
こうして、自称「日本本土決戦研究家」の私の絶対負ける訳には、いかない戦いに、破れたのでした。
しかし、S&T230号のオリンピック作戦(南九州上陸戦、和訳有り)で、いつか、リベンジしたいと思います。
「九十九里浜に上陸するのは、米第10軍で、米第1軍(10個師団と1個空挺師団)は増援だぞ。」
「最初に上陸するのは、相模湾も九十九里浜も4個師団ずつで、上陸5日目に追加2個師団が、上陸するのであって、6個師団同時上陸では無いぞ。」
「第11方面軍(東北地方防衛担当、以下、11HA)と、13HA(中部地方担当)を、間違えている。」
「戦略予備が、多すぎる。これでは、ソ連軍の東北地方侵攻と、コロネット(宝冠)作戦の後の松代大本営の攻略戦に備える師団が、存在しないぞ。」
「第36軍の初期配備位置が、全然、史実と異なっている。」
「マップ外から進入してくる戦略予備に、11HAと13HAの区別が無い。このため、東海地方を防衛していた兵力が、水戸の近くから、南下してくる。」
「51軍,52軍,53軍,東京防衛軍(以下、TDA)が、ごちゃまぜになっている。」
「鹿島灘の沿岸を防衛している51軍の初期配備が、3ユニット程、おかしい。」
「近衛第1師団は、山の手線の内側(このゲームでいう「東京都市中心部」か?)を要塞化して、立て籠もっているはずだぞ。」
「第1高射砲師団(以下1AA)を、米機甲師団に向けて使うと、日本軍が、1シフト有利になるなんて発想、ロンメルじゃあ、あるまいし・・・」
「第36軍は、その大半が、九十九里浜に向けて、進軍する予定だったのだが・・・」
「神風も、国民義勇戦闘隊も、省略するなんて・・・。」
過去、自分が、発行した同人誌に、日本本土決戦(SAMURAI SUNSET)を、特集した自称「日本本土決戦研究家」の私には、「Race for Tokyo(以後、RtT)には、これだけの不満がありました。
しかし、ゲームにするには、これくらい、史実とかけ離れなければならない事が、段々わかってきたのです。
例えば、AH「D-Day」で、いちいち、史実と同じ様に、沿岸配備師団を並べる人はいません。
多過ぎる戦略予備も、日本軍が弱過ぎて、史実以上の戦力が必要なのです。(例外:市街戦)
何しろ「SAMURAI SUNSET」と異なり、ユニットのレーティングは、ある程度、納得出来るものだったからです。
それでは、ここからは、「RtT」のルールを説明しましょう。
ゲームは、「バトル・フォー・ジャーマニー」と同じく、日本軍作戦境界線線で東西に区切られ、相模湾に上陸する米第8軍と九十九里浜に上陸する米第1軍が、各々、東部日本軍と西部日本軍を指揮して、互いに相手を邪魔しながら、東京都市中心部を目指します。
第8ターン(1ターン=1週間)が終了するか、どちらかの米軍が東京都市中心部に、突入したターンに、ゲームは、終了します。
そして、ゲーム終了時、市街地や町、都市に設定されていた勝利ポイント(以後、VP)が、高い方が、勝利します。
日本軍は、アントライド方式で、実際に戦闘してみるまで、その戦闘力はわかりません。
変わっているのは、戦車師団(旅団)で、移動力も戦闘力もダイスを1個振り、その目と同様の値(旅団の戦闘力は、半減(端数切り上げ)です。
例えば、移動力決定のダイスで3の目を出せば3移動力、戦闘力決定のダイスで5の目を出せ5戦闘力(戦車旅団は3)という具合です。
この値は、移動する度、戦闘する度にダイスを振り直します。
又、第36軍(ドイツ軍で言う第6SS装甲軍的なもの、日本軍の総予備戦力。ただし、それ程、強力ではない)が、栃木県南部に集中しており、横浜・川崎・浦和等の都市か東京市街地ヘクスを1ヘクス占領するごとに、
全8個師団のうち、半数がその占領した米軍に対して、南下していきます。
強力ではありませんが、時間との戦いのこのゲームでは、非常に面倒な存在になります。
一方、米軍のアキレス腱は、橋頭堡と司令部ユニットでしょう。
ゲーム開始時に、米軍が上陸している橋頭堡全6ヘクスが日本軍ユニットで埋め尽くされると、そこから、補給をうけている米軍プレイヤーの敗北になります。
最も、そんな事はおこりません。
ただし、日本軍ユニットが、1ユニットでも橋頭堡ヘクスに進入すると、そこから補給を受けている米軍司令部ユニットは、すべて除去され、二度とゲームに参加出来ません。
米軍司令部ユニットは、2ヘクス以内に防御側ユニットが存在すると、米軍の戦闘比が1シフト有利になります。
これは、市街地で2コラム、町で1コラム、河川で、戦力半減と言う厳しい地形効果を示す関東平野での戦闘結果を緩和してくれる貴重なユニットです。
私は、このゲームを2回程ソロ・プレイし、米第8軍が、横浜・川崎を占領する限り、日本第36軍が北から振って来て破れる事を確認、米第8軍に不利だと判断しました。
コマンド・マガジン第102号のリプレイでも、事実、そうなっていました。
今回も対戦相手は、OASE新潟の安達さんです。
米第1軍は私、米第8軍は、安達さんが、担当する事になりました。
第1ターン、九十九里浜に上陸した米第1軍は、いきなり、日本軍1AA(2-4-3)と遭遇、他のユニットをすべて、除去するものの、これと引き分けます。
一方、相模湾に上陸した米第8軍も日本第44師団と遭遇、これを、退却させ、横須賀を占領しました。
唯、酒匂川の西に配備された沿岸配備師団には、手付かずです。
第2ターン、米第1軍は、日本軍1AAを除去し千葉を占領します。
しかし、内陸部に配備されている日本第51軍(に当たる)ユニットが、利根側・印旛沼付近へ南下して来ます。
米第8軍は原町田を占領後、安達さんは、私に、こう尋ねて来ます。
「じゃあ、横浜・川崎を占領すると、どうなるの?」
「北から、日本第36軍8ユニットが振って来る。」
「じゃあ、横浜・川崎の占領は後回しだ!!」
「へっ?」
この一言で、私の必勝の信念と、ゲームの勝敗が、決定しました。
第3ターン、米第1軍は、成田を守備する日本第1近衛師団(6-5-3)を除去し、成田を占領するも東京から東進する補充ユニットと、日本第51軍ユニットが、強力なのと南下して来る戦略予備に、進路を阻まれ、しかも、CRTで、EXを多発する事により、急速に、突進力を失っていくのでした。
一方、米第8軍は、難なく、八王子・立川を占領し多摩川を渡航します。
第4ターン、米第1軍は、日本84師団(5-3-3)を除去し、利根川を北上し、我孫子の占領を狙います。
又、1ユニットを房総半島南部へ廻し、木更津・館山の占領を目指しますが、日本軍ユニットが存在しないので、これは楽勝です。
米第8軍は、日本第140師団(4-2-3)と機甲師団の相殺と言う事件が発生しますが、勢いは留まる事を知らず、日本第221師団(3-1-3)を除去し、東京市街地ヘクスに、隣接します。
第5ターン、米第1軍は、千葉・船橋間の戦闘で、Exを出しまくり、突進力を失います。
それに引き換え、米第8軍は川口に米第11空挺師団が降下し、東京市街地ヘクス1ヘクスと東京都市中心部の北西部を占領します。
これで、日本第36軍は、すべて米第8軍が相手をする事になりますが、移動力が3と遅く、東京防衛戦には間に合わないでしょう。
第6ターン、米第1軍は、船橋まで2ヘクス、我孫子まで1ヘクスと迫りますが、日本軍に行く手を阻まれます。
米第8軍は、第11空挺師団が、そのまま、浦和・大宮と地上移動で占領し、他にも狭山・横浜・川崎と占領します。
そして、東京都市中心部西部に存在した日本軍ユニットは、なんと、0戦力、即刻、除去され米第8軍に、接触されます。
第7ターン、米第1軍は、我孫子を占領するもそこまでで、米第8軍が東京都市中心部に突入し、ゲーム終了となりました。
後でルールを調べたら、東部日本軍による奪還作戦も可能でしたが、例え奪還に成功したとしても、焼け石に、水でした。
VPは、米第1軍14VP,米第8軍25VPと、安達さんの圧勝に、終わりました。
ソロ・プレイでは、江戸川を渡航していたので、今回は、ダイスの目にも見放され、東部日本軍には、強力な日本軍ユニットで、守備されていたのでした。
こうして、自称「日本本土決戦研究家」の私の絶対負ける訳には、いかない戦いに、破れたのでした。
しかし、S&T230号のオリンピック作戦(南九州上陸戦、和訳有り)で、いつか、リベンジしたいと思います。







コメント 0