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惨劇の大友皇子(ウォーゲーム・日本史第19号 進撃の大海人・壬申の乱)

 「進撃の大海人(おおあま)・壬申の乱」は、天智天皇崩御の後のA.D.672年に発生した大友皇子(おおとものみこ・天皇の息子)と大海人皇子(おおあまのみこ・天皇の弟)との日本古代史上最大規模の内戦である壬申の乱を取り扱ったゲームです。
 プレイヤーは、それぞれ大友皇子、大海人皇子となって、次期天皇の座を争います。

 このゲームの肝は、軍略札(以下、カード)であり、倭京(わきょう)を支配していないと使用出来ません。
カードは、増援を得たり、そのターンの移動力を増加したり、敵指揮官を1人除去したり、敵軍勢駒1個を除去したりと、実に様々な使用法があります。

 史実で勝利を得た大海人皇子は、それを反映して、9枚無造作に配られるカードを自分の目で確認した後、使用する順番を自由に決められます。
一方、大友皇子は、カードは裏のまま(自分で確認できないまま)、無造作に並べられます。

 倭京は、ゲーム開始時、大友軍の支配下ですが、第1ターン開始早々、大海人軍に奪取されます。
ゲームでは、倭京奪回のために、大友軍が動きますが、カードが無いのと、両軍の軍勢駒は、アンテライド方式で、カードを例外とすれば、1ターンに1個ずつしか、増加しないので、苦しい展開となります。

 このゲームは、1ターン3手番に別れており、「行軍」・「増援」・「札/(イベント・行軍・増援)」を自分の好きな様に、並べてプレイします。
 この時、倭京を支配していないと、カードを捨て札にしての「行軍」・「増援」が実行出来ないので、実質的に1ターンに2手番しか出来ない事になります。

 このゲームの「行軍」とは、1スタックが、1ターンに1拠点移動する事で、指揮官だけなら2エリア、軍勢駒を率いている時は1エリア移動出来ます。
 
 「増援」とは、自軍指揮官が、動員可能拠点にいる場合に限り、1ターンに軍勢駒1個だけを動員出来ます。
各指揮官には、軍勢駒を率いる能力値が、星の数だけ、印刷されており、中には、全く、軍勢ユニットを率いる事の出来ない無能な指揮官も、存在します。

 戦闘は、拠点ごとに行われますが、スタック制限はありませんが、1回の戦闘に参加出来るユニットは、4個が上限です。
 指揮官は、何ユニットいても、1戦力で、アンテライド方式の軍勢駒も、0~3戦力となっており、0戦力は、戦闘前に、発覚次第、除去されます。
 
 このゲームでの戦闘は、ダイスを使用せず、単に防御側より攻撃側の戦闘力が高いと「勝利」を得て、防御側退却、2倍以上3倍未満ならば「大勝」で、防御側1ユニット除去で、防御側退却、3倍以上だと「完勝」で、
防御側2ユニット除去で、防御側退却となります。

 サドンデス勝利条件は、大海人軍が、大友皇子ユニットを除去するか、大津京と倭京の占領、大友軍が大海人皇子ユニットの除去となっています。
 サドンデスにならなかった時は、それぞれ占領している動員拠点を数え、大海人軍が1拠点1点、大友軍が1拠点2点と数えます。
 同点ならば、大友軍の辛勝となります。

 さて、ルール説明は、これ位にして、実際のプレイを観てみましょう。
 大友軍は私、大海人軍は、OASE新潟の「はやる」さんです。

IMG_0269.JPG

 第1ターン、箸墓(はしはか)の大伴吹負(おおとものふけい・大海人軍)が倭京に入り、高坂王(たかさかのおおきみ・大友軍)を寝返らせます。
このゲームでは、大友軍から大海人軍へ寝返る可能性のある指揮官が3名います。
 大友軍は、大津京で軍勢駒1個を動員して、軍勢駒3個を蘇我赤兄(そがのあかえ)・中臣金(なかとみのかね)に率いらせ、強行軍(軍勢駒を1個除去する事で、2拠点移動させる事が可能)で、箸墓(はしはか)に進出します。
 さらに、内応の可能性のある当摩広島(たいまのひろしま)を粛清しました。
 大海人軍は、倭京で、動員です。

 第2ターン、倭京で両軍がぶつかりますが、結果は引き分け、大友軍は、難波の壱伎韓国(いきのからくに
)と合流するために、高安城(たかやすのき)に退却します。
 大海人軍のカードには、動員カードが多いらしく、このターンも、動員です。

 第3ターン、大友軍は、難波から、壱伎韓国(いきのからくに)と軍勢駒1個を高安城(たかやすのき)に前進させます。
 大海人軍は、このターンも、動員に明け暮れました。

 第4ターン、大海人軍が、高安城(たかやすのき)を攻撃、大友軍は、難波に撤退します。
この時、大津京では、大友皇子自ら蘇我果安(そがのはたやす)と軍勢駒2個を率いて菟道(うじ)へと進軍しました。

 第5ターン、難波に追い詰められた大友軍は、大海人軍の攻撃に会い、退路が無いため、全滅します。
さらに、大海人軍はカード「駅鈴(えきれい)を使用し、本拠地・桑名(くわな)から、3拠点移動を果たして、大津京に、殴り込みです。
大津京に配備してあった軍勢駒2個は、共に0戦力!!

 大友軍は、最初から最後まで、いい所無しで、サドンデス負けを喰らったのです。
正に、「惨劇の大友皇子」でした。

IMG_0270.JPG


                  本日プレイした他のゲーム

 ①、遣唐使の戦い


IMG_0271.JPG

 
 旧シミュレーターに掲載されていた付録ゲーム。
「はやる」さんと3回プレイしました。

1回目:私が日本で、「はやる」さんが新羅。
     第2ターンまでに無事、遣唐使が帰国してV.P.を得ます。
     第3ターンに、菅原道真を引いて、遣唐使廃止。
     日本の勝利です。
     特別ルールで、新羅は、第2ターン終了時まで、プレイに参加できないので、結局、何もしませんで      した。
 
2回目:私が新羅で、「はやる」さんが日本。
     第1ターン、いきなり、管原道真を引いて、ゲーム終了。
     遣唐使は、派遣されませんでしたとサ。
     引き分け。

3回目:私が新羅で、「はやる」さんが日本。
     ゲーム序盤に、管原道真を無効にする藤原時平を手に入れた日本が、最終20ターン(A.D.894)ま      でプレイし、日本の勝利。
       
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コメント 2

str_takeshi

こんばんは。茨城歴史ゲームの会、櫻井と申します。記事色々と拝見しております。「進撃の大海人」、遅ればせながら、先日初プレイしました。

ルールの適応で、気になった点があり、記入させて頂きます。「倭京」保持が条件となるのは「札/イベント」チットの場合のみで、「札/行軍」「札/増援」チットによるものは制限されないと思います。

いきなりこんな記入で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
by str_takeshi (2014-03-23 22:48) 

朱鷺羽想

拝啓、御返事が、2か月も遅れてすみません。
ルール解説は、主に「はやる」さんの方がうまいので、いつも、彼にルールをレクチャーされて、記事にしています。
もし、ルール上に問題点があれば、「はやる」さんの解釈の仕方が、まちがっていたと言う事になります。
責任逃れの様ですが、どうぞ、御了承下さい。
by 朱鷺羽想 (2014-05-11 21:44) 

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